JR四国は電化区間を伸ばしたほうがいいと思った

GWに四国へ行った。

 

四国での移動はJR四国のフリーきっぷを使った。JR四国のフリーきっぷは特急に乗ることもできるため、いろんな特急に乗った。

 

そのうち「南風」「剣山」「しまんと」「宇和海」「うずしお」は、電気ではなくディーゼルの特急だった。

 

「南風」に乗ったときだっただろうか。隣に座る女性が常にハンカチで鼻をふさいでいた。

 

一瞬「え、俺そんな臭い!?」と焦った。

 

けど、前の日ちゃんと風呂に入ったし、汗もかいていない。もしや自分にだけ感知不能な体臭を空気中に放出しているのだろうかとも思ったが、そこは自分を信じたい。自分を信じることはとても大事なことである。よって隣の女性が鼻を抑えているのは、「ハンカチを鼻にあてるくせがある人なのだろう」と解釈することにし、居眠りにつくことにした。

 

しばらくすると、その理由が判明した。

 

特急「南風」は、土讃線の非電化区間を走るため、ディーゼル列車である。つまり「電車」ではない。そのため、走ると排ガスを出す。自動車と同じである。

 

その排ガスのにおいが、車内に流れ込んできて非常に臭いのだ。

 

そのにおいをずっとかいでいると、ふだんは乗り物が平気な人間でも気分が悪くなってくる。隣の女性は、だからハンカチで鼻をふさいでいたのだ。決して自分に対してではなかったのだ(多分!)。

 

他の特急、例えば「しまんと」にしても同じだった。排ガスのにおいが車内に入り込んでくると不快で気分が悪くなる。これは何とかしたほうがいいと思う。

 

なので、JR四国の非電化区間のうち、主要都市を結んでいて比較的乗客数が多い高松から高知、高松から徳島といった区間は電化したほうがいいだろう。そうすれば、あの女性もハンカチで鼻をふさがずにすむ。乗客は排ガスのにおいで気分か悪くなることがなくなり、快適な列車移動ができるようになる。

 

電化のメリットは、燃料補給しなくてすむことや、騒音が減ることや、スピードアップなどだ。そこに、排ガスのにおいがしなくなって車内が快適になるというメリットもプラスしたい。

 

ただ、JR四国は経営が厳しいので、当面電化は実現しなさそうである。ならせめて、排ガスが車内に入り込まないような車両を設計・導入してもいいだろうと思う(その資金も厳しいか…)。

 

とにかく、あの排ガスの臭いは不快だった。

 

あれがなければ、四国の特急はもっと快適になるのになと思った。

 

なので、その「排ガス問題」を改善されることを願って、そのうちまた四国を訪れて、1円でもJR四国の運賃収入アップに貢献して来ようと思う(笑)。